研究概要 |
出力変動の激しい太陽光・風力発電を大量導入すると,電力系統の需給バランス維持が困難になり,周波数変動が増大することが懸念されている。そこで,電気温水器のように熱エネルギーのバッファを有する負荷の電力消費パターンを制御し,電力系統の需給バランス維持に寄与させることを検討した。北海道をモデルとした数値解析により,17万台の電気温水器を提案法で制御すれば風力発電導入可能量を約3倍にできるという結果を得た。また,製作した制御ボードを実際の電気温水器に組み込んで試運転を行い,期待通りの動作を実証した。
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