研究概要 |
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像法)装置は,強い静磁界中に置かれた被検体(主に人体)に電磁波を照射することによってその内部を画像化する装置である.近年,妊娠女性がこの装置を利用した際の電磁波エネルギー吸収量評価が求められている.そこで本研究では,計算機シミュレーションによって,妊娠女性腹部(すなわち胎児)における電磁波エネルギー吸収量を算出した.その結果,通常のMR 画像撮像時では,胎児の奇形や発育障害といった問題が生じるレベルではないことが明らかになった.
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