研究課題/領域番号 |
20760475
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造・機能材料
|
研究機関 | 鈴鹿工業高等専門学校 |
研究代表者 |
黒田 大介 鈴鹿工業高等専門学校, 材料工学科, 准教授 (70343879)
|
研究協力者 |
御手洗 容子 物質・材料研究機構, 環境・エネルギー材料ラボ・白金族金属研究グループ, グループリーダー (10343881)
小野 嘉則 物質・材料研究機構, 材料信頼性センター・極限環境グループ, 主任研究員 (90354240)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 構造・機能材料 / 人工衛星 / 長寿命化 / 環境劣化 / 解析・評価 / 超寿命化 |
研究概要 |
L-605合金はその優れた高温強度および高温耐酸化性から人工衛星に搭載される一液触媒式スラスタの構成材料として使用されている。しかしながら、本合金をN_2およびNH_3の存在する高温環境中に暴露した場合には著しい劣化が生じることが問題となっている。本研究では、Nを含む環境中で熱処理したL-605合金のミクロ組織、力学的特性などを評価し、L-605合金の劣化機構の解明を試みた。N_2ガス雰囲気中で1173Kの温度で86.4ks以上の熱処理を施したL-605合金では硬くて脆いCr窒化物およびW炭化物の析出が認められた。また、L-605合金の力学的特性は熱処理時間の増加にともない低下した。これらの結果から、L-605合金の劣化にはCr 窒化物だけでなくW炭化物が寄与していることを明らかにした。
|