研究概要 |
本研究では,感温性を有するN-isopropylacrylamide(NIPA)とカチオン性を有するvinylbenzyl trimethylammonium chloride(VBTA)を共重合した感温性高分子吸着剤(NIPA-VBTAゲルおよびpoly(NIPA-co-VBTA)グラフトシリカ粒子)を作製し,モデル吸着質として牛血清アルブミン(BSA)を用いた温度スイング吸着実験を行った.その結果,いずれの吸着剤でも298KでBSAを吸着し,その一部を313Kで脱着することができた.さらに,温度スイング操作を繰り返すことでこのようなBSAの吸脱着を繰り返すことに成功した.
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