研究課題/領域番号 |
20770013
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
石井 博 富山大学, 大学院・理工学研究部(理学), 准教授 (90463885)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | セイヨウマルハナバチ / 送粉ネットワーク / セイヨウオオマルハナバチ / マルハナバチタマセンチュウ / 種間相互作用 / 送粉相互作用網 / 盗蜜 / 北海道 / 受粉 / 外来種 |
研究概要 |
北海道に侵入したセイヨウオオマルハナバチは森林に侵入していかないことが明らかになり、結果として生育環境軸(景観要素)では、主要な在来のマルハナバチと安定的にニッチを分割することがわかった。しかし、森の少ない開けた環境においては、在来のマルハナバチとの置き換わりが進んでいる。こうした在来マルハナバチとの置き換わりに加え、マルハナバチの女王蜂に寄生するマルハナバチタマセンチュウの影響により、マルハナバチ群集の種構成やカースト構成が、大きく変化することがわかった。さらに、こうした種構成やカースト構成の違いは、個々のポリネーター個体の、植物種選択や採餌行動(正当訪花・盗蜜訪花)に影響を与えていた。これら一連の結果から、送粉系ネットワークは、様々な種間相互作用の影響を受け、可塑的に、ダイナミックに変化する特性を有していることが示された。
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