研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、マングローブ植物の根圏酸化機能を測定することと、根圏土壌の化学特性を明らかにしようとするものである。2年生の実生を用いた測定により、マングローブ植物(ヒルギダマシ・ヤエヤマヒルギ・オヒルギ)の根からの酸素漏出速度は、個体差があるものの、地上部への光強度の増加に伴って増加することが明らかとなった。また、根から漏れ出した酸素によると思われる酸化鉄皮膜が根表面から検出された。さらに栽培実験と野外生育地の双方では、根圏土壌水中に高い硝酸態窒素濃度と低いメタン濃度が観測され、植物による根圏酸化が土壌化学機構に酸化的影響を及ぼしていることが確認された。
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Plant and Soil Vol.339
ページ: 471-483
Restoration and management of mangrove ecosystems in the context of climate change
ページ: 97-103
Plant and Soil
巻: 339 ページ: 471-483
Proceedings of the National Workshop, Restoration and management of mangrove ecosystems in the context of climate change
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