先島諸島の鳥類を用いた『島の規則』成立メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 20770070
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物多様性・分類
• 研究機関: (財)山階鳥類研究所
• 研究代表者: 山崎 剛史 (財)山階鳥類研究所, 自然誌研究室, 研究員 (70390755)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 進化 / 種分化 / 島の規則 / 体サイズ / 鳥類 / 先島諸島 / 烏類

研究概要

南部琉球(先島諸島)のハシブトガラスは、「島の規則』によく合致した地理的変異のパターンを示し、隣接する台湾に比べ、著しく体サイズが小型化している。本研究では、南部琉球の4つの島の集団を形態学・生態学・遺伝学的に調査し、祖先集団と仮定される台湾集団との比較を行った。南部琉球の島々は互いに非常に近接しているが、島間には大きな形態学的、生態学的、遺伝学的差異が見られた。これら4集団のうち、体サイズの小型化の程度が最も著しいのは、台湾の祖先集団と同様の生態的特徴を持っ集団であった。

研究成果

• [学会発表] Human activity caused rapid ecological speciation of crows in the western Pacific islands. (2011)
  • 著者名/発表者名: Yamasaki, T., Matsubara, H., Kamigaichi, H.
  • 学会等名: The 25th International Ornithological Congress.
  • 発表場所: Campos do Jordao, Brazil.
  • 年月日: 2011-08-23
• [学会発表] Human activity caused rapid ecological speciation of crows in the western Pacific islands. (2011)
  • 著者名/発表者名: Yamasaki, T., Matsubara, H., Kamigaichi, H.
  • 学会等名: The 25th International Ornithological Congress.
  • 発表場所: Campos do Jordao, Brazil
  • 年月日: 2011-08-23
• [学会発表] 骨から探る島の鳥の謎-カラス骨格の島間変異 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山崎剛史
  • 学会等名: 沖縄県立博物館・美術館主催 博物館文化講座
  • 発表場所: 沖縄県立博物館・美術館,那覇
  • 年月日: 2011-02-19
• [学会発表] 骨から探る島の鳥の謎-カラス骨格の島間変異 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山崎剛史
  • 学会等名: 沖縄県立博物館・美術館主催 博物館文化講座
  • 発表場所: 沖縄県立博物館・美術館
  • 年月日: 2011-02-19
• [学会発表] Human activity caused rapid ecological speciation of crows in the western Pacific islands. (2010)
  • 著者名/発表者名: Yamasaki, T., Matsubara, H., Kamigaichi, H.
  • 学会等名: Keio University GCOE symposium. How can we understand the wild logic? : Lessons from bird brain and behaviour.
  • 発表場所: The Yamashina Institute for Ornithology, Abiko, Japan.
  • 年月日: 2010-03-10
• [学会発表] Human activity caused rapid ecological speciation of crows in the western Pacific islands (2010)
  • 著者名/発表者名: Yamasaki, T, Matsubara, H., Kamigaichi
  • 学会等名: Keio University GCOE symposium.How can we understand the wild logic? : Lessons from bird brain and behaviour
  • 発表場所: 山階鳥類研究所(千葉県)
  • 年月日: 2010-03-10
• [学会発表] 人類の環境改変が八重山諸島のカラスに適応放散を引き起こした (2009)
  • 著者名/発表者名: 山崎剛史・松原始・上開地宏美
  • 学会等名: 日本鳥学会
  • 発表場所: 北海道大学水産学部,函館
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] 人類の環境改変が八重山諸島のカラスに適応放散を引き起こした (2009)
  • 著者名/発表者名: 山崎剛史・松原始・上開地宏美
  • 学会等名: 日本鳥学会
  • 発表場所: 北海道大学水産学部(北海道)
  • 年月日: 2009-09-20
• [図書] カラスの自然史 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山崎剛史
  • 出版者: 北海道大学出版会