研究課題/領域番号 |
20770157
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森田 強 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80403195)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 細胞骨格 / 細胞運動 / 癌 / 転移 / 浸潤 |
研究概要 |
本研究では、v-rasやv-srcによる形質転換細胞において転写調節因子であるMRTF (myocardin-related transcription factor)の活性が低下していること、またMRTFが様々なアクチン細胞骨格遺伝子の発現を誘導することでこれら形質転換細胞の転移、浸潤、腫瘍形成能を抑制していることが明らかとなった。また、MRTFと同じファミリータンパク質であるmyocardinが細胞周期抑制因子であるp21の発現を制御しており、平滑筋肉腫においてmyocardinの発現量減少が肉腫細胞の増殖を亢進させていることも見出した。さらに、活性型のMRTFやmyocardinを形質転換細胞や肉腫細胞に導入することで、これらの細胞の転移・浸潤能や細胞増殖能を顕著に抑制することが可能であった。
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