研究課題/領域番号 |
20770172
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
発生生物学
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
川村 哲規 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (10466691)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 発生 / 突然変異体 / スクリーニング / 転写制御機構 / ゼブラフィッシュ / 遺伝子 / 脊椎動物 / 前後軸形成 / 変異体 / 転写制御 / スクリーニング転写制御 |
研究概要 |
脊椎動物のからだには、肋骨や四肢などに代表されるように前後軸に沿った特徴的な形態がみられる。このような前後軸の位置による形態の違いは、発生過程において確立される特異性によってもたらされ、ショウジョウバエの遺伝学的解析を端尾とした研究から、Hox 遺伝子群がこの過程において中心的な役割を果たすことが知られている。ショウジョウバエおよび脊椎動物におけるHox遺伝子群がこのようなパターンを形成し前後軸に沿ったアイデンティティーを決めていることはこれまでの多くの研究結果から支持されているが、脊椎動物の胚発生において、この秩序だった発現パターンがどのようにして形成されるのかに関しては殆ど分かっていない。本研究では、ゼブラフィッシュ胚を用いた突然変異体スクリーニングにより、Hox遺伝子の発現異常を示す変異体を単離することを第一の目標としている。エチレンニトロソウレアを用いて変異原処理した魚の第2 代のファミリー魚(F2)を用いて、突然変異体スクリーニングを行った。その結果、これまでに初期発生において異常を呈する変異体を少なくとも13 種類同定した。それらに対して、Hox 遺伝子の発現パターンを含めて、その表現型の詳細な解析を行っている。また、さらに多くの変異体を単離するため、引き続いて変異体スクリーニングを行っている。
|