研究概要 |
我が国の文化及び自然環境に即した緑地評価システムの構築を行うため,里山社寺林一体型保全にむけた自然観を組み込んだ多義的緑地評価に関する研究を行った.制度上の位置づけや相互関係の把握を行うとともに,空中写真および高解像度衛星画像を用いた時空間解析,江戸時代の絵図に描かれた植生情報を手掛かりとした古地図とGISを用いた空間解析,社寺林と里山での緑地に対する利用の相違点や植生の把握を行った.これらをもとに,同一地域における緑地利用形態の相違点を明らかにし,文化及び自然環境に即した緑地のあり方を検討した.
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