ポジトロンイメージング技術を用いた果実への光合成産物蓄積機構の解明

• 研究課題/領域番号: 20780025
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 園芸学・造園学
• 研究機関: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 菊地 郁 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜茶業研究所・野菜ゲノム研究チーム, 主任研究員 (30360530)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 果実発達 / 光合成産物 / 転流 / ポジトロンイメージング / 果実 / ナス / 非破壊 / ポジトロン / 光合成

研究概要

異なる葉位の葉から果実へ移行する光合成産物の動態について解析を行った。ナスの第1果実直上(第8葉)、直下(第7葉)および果実下2枚目の葉(第6葉)から果実へ移行する光合成産物を測定した。分配部位は葉によって異なり、移行量は葉位によって規則性がある事が明らかになった。明期が光合成産物の動態に及ぼす影響についても解析を行った。連続した照明下または暗黒下に維持した後では光合成産物が葉から果実へ移行する速度は照明下に維持した後の方が早い事が明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Analysis of translocation and distribution of photoassimilates in eggplant fruit in relation to positions of the source leaves using the positron-emitting tracer imaging system (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁、他7名
  • 雑誌名: JAEA Takasaki Annual Report 2008, JAEA-Review 2009-041 ページ: 105-105
• [雑誌論文] Imaging for carbon translocation to a fruit with ^11CO_2 and positron emission tomography (2010)
  • 著者名/発表者名: 河地有木、他7名
  • 雑誌名: JAEA Takasaki Annual Report 2008, JAEA-Review 2009-041 ページ: 101-101
• [雑誌論文] Real-time analysis of photoassimilate translocation in intact eggplant fruit using ^11C0_2 and a positron-emitting tracer imaging system (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁、他9名
  • 雑誌名: Journal of the Japanese Society for Horticultural Science 77 ページ: 199-205
  • 査読あり
• [雑誌論文] Analysis of translocation and distribution of photoassimilates in eggplant fruit in relation to positions of the source leaves using the positron-emitting tracer imaging system (2010)
  • 著者名/発表者名: Kaori Kikuchi
  • 雑誌名: JAEA Takasaki Annual Report 2008, JAEA-Review 2009-041 ページ: 105-105
  • 査読あり
• [雑誌論文] Imaging for carbon translocation to a fruit with ^<11>CO_2 and positron emission tomography (2010)
  • 著者名/発表者名: Naoki Kawachi
  • 雑誌名: JAEA Takasaki Annual Report 2008, JAEA-Review 2009-041 ページ: 101-101
  • 査読あり
• [雑誌論文] Visualization of Photoassimilate Translocation in Eggplant Fruit using ^11C0_2 and a Positron-Emitting Tracer Imaging System (2009)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁、他7名
  • 雑誌名: JAEA Takasaki Annual Report 2007, JAEA-Review 2008-055 ページ: 110-110
• [雑誌論文] Real-time analysis of photoassimilate translocation in intact eggplant fruit using ^<11>CO_2 and a positron-emitting tracer imagine system (2008)
  • 著者名/発表者名: 菊地 郁
  • 雑誌名: Journal of the Japanese Society for Horticultural Science 77 ページ: 199-205
  • 査読あり
• [雑誌論文] Visualization of Photoassimilate Translocation in Eggplant Fruit using ^<11>CO_2 and a Positron-Emitting Tracer Imaging System (2008)
  • 著者名/発表者名: 菊地 郁
  • 雑誌名: JAEA Takasaki Annual Report 2007, JAEA-Review 2008-055 ページ: 110-110
  • 査読あり
• [学会発表] Visualizations of Photoassimilate Translocation in Intact Eggplant Fruit Using a Positron-Emitting Tracer Imaging System (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 28^<th> International Horticultural Congress
  • 発表場所: リスボン
  • 年月日: 2010-10-22
• [学会発表] 明期の長さがナス植物体における光合成産物の移行に及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 園芸学研究、8巻(2)、p496
  • 発表場所: 大分
  • 年月日: 2010-09-26
• [学会発表] PETISを用いた葉位の違いがナス果実への光合成産物集積に及ぼす影響の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 第4回高崎量子応用研究シンポジウム要旨集、p154
  • 発表場所: 高崎
  • 年月日: 2010-09-10
• [学会発表] Visualizations of Photoassimilate Translocation in Intact Eggplant Fruit Using a Positron-Emitting Tracer Imaging System (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁, 河地有木, 石井里美, 鈴木伸郎, 伊藤小百合, 石岡典子, 本多一郎, 藤巻秀
  • 学会等名: 28th International Horticultural Congress
  • 発表場所: ポルトガル・リスボン
  • 年月日: 2010-08-10
• [学会発表] 果菜類の単為結果性機構解明と育種への応用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 第49回ガンマーフィールドシンポジウム、p28-31
  • 発表場所: 茨城
  • 年月日: 2010-07-15
• [学会発表] 果菜類の単為結果性機構解明と育種への応用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁, 宮武宏治, 福岡浩之
  • 学会等名: 第49回ガンマーフィールドシンポジウム
  • 発表場所: 水戸市・三の丸ホテル
  • 年月日: 2010-07-10
• [学会発表] ポジトロン断層法とC-11標識二酸化炭素を用いた果実への炭素動態の三次元PETイメージング (2010)
  • 著者名/発表者名: 河地有木, 鈴井伸郎, 石井里美, 伊藤小百合, 石岡典子, 藤巻秀, 菊地郁, 渡部浩司
  • 学会等名: 第47回 アイソトープ・放射線 研究発表会
  • 発表場所: 日本科学未来館
  • 年月日: 2010-07-07
• [学会発表] ポジトロンイメージング装置(PETIS)を用いた葉位によるナス果実への光合成産物移行量および移行部位の解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 園芸学研究、8巻(1)
  • 発表場所: 神奈川
  • 年月日: 2010-03-21
• [学会発表] 高温によるナスの結実不良とその対策 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 平成21年度日本農業気象学会中国四国支部大会
  • 発表場所: 高知大学
  • 年月日: 2009-12-03
• [学会発表] PETISを用いたナス果実への光合成産物集積機構の解明 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 第3回高崎量子応用研究シンポジウム要旨集
  • 発表場所: 高崎
  • 年月日: 2009-10-09
• [学会発表] PETISを用いた葉位の違いがナス果実への光合成産物集積に及ぼす影響の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 第4回高崎量子応用研究シンポジウム
  • 発表場所: 高崎シティギャラリー
  • 年月日: 2009-10-09
• [学会発表] 明期の長さがナス植物体における光合成産物の移行に及ぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菊地郁
  • 学会等名: 園芸学会平成21年度秋季大会
  • 発表場所: 秋田大学
  • 年月日: 2009-09-26
• [学会発表] ポジトロンイメージング装置(PETIS)を用いた葉位によるナス果実への光合成産物移行量および移行部位の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菊地 郁
  • 学会等名: 園芸学会平成21年度春季大会
  • 発表場所: 明治大学駿河台キャンペス
  • 年月日: 2009-03-19
• [学会発表] PETISを用いたナス果実への光合成産物集積機構の解明 (2008)
  • 著者名/発表者名: 菊地 郁
  • 学会等名: 第3回高崎量子応用研究シンポジウム
  • 発表場所: 高崎シティギャラリー
  • 年月日: 2008-10-10