研究概要 |
Thermococcus kodakaraensis DAD株をホスト株としてアーキオシン生合成関連遺伝子の破壊に成功した。ΔqueD株,Δtgt株,ΔarcS株では85℃、93℃の両温度において、ホスト株と同様な増殖特性を示したが、ΔqueE株では両温度においてホスト株に比べて増殖の悪化が認められ、ΔqueC株では、93℃においてのみ増殖の悪化が観察された。以上の結果から、アーキオシンはtRNAの安定化には寄与していないことが考えられた。さらに、QueE、QueCはアーキオシン以外の未知の生合成経路にも関与していることが示唆された。
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