イネにおけるジャスモン酸情報伝達の分子機構の解明

• 研究課題/領域番号: 20780081
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物生産化学・生物有機化学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 岡田 憲典 東京大学, 生物生産工学研究センター, 助教 (20312241)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 植物成長調節物質 / イネ / ジャスモン酸 / シグナル伝達 / 病害抵抗性 / ファイトアレキシン

研究概要

本研究では、活性型シグナル分子であるジャスモノイルイソロイシンの欠損変異体イネを用いた解析から、イネの病害抵抗性発現にいたるJAシグナル伝達においてJA-Ileが重要な働きを担うことを示すと共に、JA-Ile依存性、非依存性の二つの経路が存在することも明らかにした。また、OsCOI1a,b,cの発現抑制株、過剰発現株を用いた解析から、OsCOI1a,b,cがイネにおいてもJAシグナル伝達に必要なF-boxタンパク質のCOI1として機能している可能性を示した。

研究成果

• [学会発表] イネのファイトアレキシン生産におけるジャスモン酸類の関与 (2010)
  • 著者名/発表者名: 清水崇史、安藤杉尋、岡田敦、古賀仁一郎、芳賀健、飯野盛利、南栄一、岡田憲典、野尻秀昭、山根久和
  • 学会等名: 本農芸化学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-03-27
• [学会発表] イネのテルペン生合成におけるジャスモン酸シグナルの役割 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岡田憲典
  • 学会等名: 日本農芸化学会シンポジウム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-03-27
• [学会発表] イネのファイトアレキシン生産におけるジャスモン酸類の役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 清水崇史、岡田敦、岡田憲典、安藤杉尋、南栄一、芳賀健、飯野盛利、古賀仁一郎、野尻秀昭、山根久和
  • 学会等名: 植物化学調節学会第44回大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2009-10-29
• [学会発表] The role of jasmonic acid (JA) in phytoalexin production in rice. (2009)
  • 著者名/発表者名: T.SHIMIZU, A.Okada, K.Okada, K.Haga, M.Iino, J.Koga, H.Nojiri, H.Yamane.
  • 学会等名: MPMI
  • 発表場所: Quebec
  • 年月日: 2009-07-19
• [学会発表] イネのジャスモン酸シグナル伝達経路におけるOsCOI1の役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 菊池香菜子、太田光一、岡田憲典、古賀仁一郎、渋谷直人、野尻秀昭、山根久和
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] イネのファイトアレキシン生産におけるジャスモン酸の機能-ジャスモン酸生合成変異体cpm2を用いた解析- (2008)
  • 著者名/発表者名: 清水崇史、岡田敦、軸丸裕介、芳賀健、飯野盛利、長村吉晃、渋谷直人、岡田憲典、野尻秀昭、山根久和
  • 学会等名: 植物化学調節学会43回大会
  • 発表場所: つくば