研究課題/領域番号 |
20780150
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
井上 晶 北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 准教授 (70396307)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 褐藻類 / コンブ類 / ミオシン / アクチン / ATP分解酵素 / 細胞運動 / モータータンパク質 / カルモジュリン / ATPase |
研究概要 |
有用大型褐藻類であるマコンブからcDNAクローニング法により得られた634アミノ酸から構成されるミオシン様タンパク質(以下LjMLPと称する)の昆虫細胞発現系を構築し、その機能について調べた。その結果、LjMLPはマコンブ カルモジュリンと共発現した場合には、アクチン非存在下、25℃では0.26 1/secのMg-ATPase活性を示し、その活性はアクチンにより増大し、40μMアクチン存在下では0.68 1/secで最大となった。さらに、invitro motility assayにより、LjMLPは0.03μm/secの速度でアクチンの滑り運動を示した。また、LjMLP遺伝子の構造解析によりLjMLPの翻訳領域は3つのイントロンで分断された4つのイントロンから構成されることが分かった。様々な時期に採取した藻体における発現パターンについてRT-PCR法で調べた結果、LjMLPは採取時期に依存せずに藻体内で発現していることが示唆された。
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