研究概要 |
陸上生態系の温暖化影響評価のための手法の提案として,生態系モデルにより推定した「温暖化の影響を受けやすい地域」において,リモートセンシングデータや空中写真の画像解析からなる生態系モニタリングをおこなった。具体的には,温暖化時と現気候下の潜在自然植生分布の比較から,温暖化の影響を受けやすい地域として,北海道南部のアポイ岳周辺を選定し,当地域における3時点のLandsat画像を使用して,木本植物の分布域変化のモニタリングを行った。1985年から2000年において,木本植物の分布域の拡大を示唆する結果が得られた。
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