研究課題
若手研究(B)
本研究では、大気圧下で水を100℃以上に加熱した過熱水を用いた食品表面の殺菌について検討を行った。過熱水は高圧下(0.3~0.4MPa)で沸点付近まで加熱した水をノズルから噴射することにより発生させた。ノズルから噴射された過熱水が突沸する前に食材表面に到達するよう、ノズル内における水温および水圧ならびにノズルから食材までの距離を調製することにより、食材表面温度を大気圧下で110~115℃に上昇させることが可能となった。食材表面に耐熱性芽胞を接菌しポリエチレンフィルムで包み過熱水にて加熱を行ったところ、100℃の熱水中で加熱した場合と比較して、高い殺菌効果が見られる例が確認された。
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Japan Journal of Food Engineering 10巻3号
ページ: 163-173
130005084493
Japan Journal of Food Engineering 10巻