研究課題
若手研究(B)
本研究では、自然免疫と獲得免疫の両方の機能を合わせ持ち、かつCD1d分子で特異的に活性化することが報告されているNKT細胞について、ブタ末梢血からの分離ならびに機能的特徴を明らかにし、活性化の条件を決定することを目的とした。フローサイトメトリーの解析からブタ末梢血中のNK細胞(CD8^+CD16^+リンパ球)画分の中にCD3発現細胞(T細胞)が存在することを確認した。また、マウスのCd1dテトラマーと反応する細胞集団を検出した。さらに、ヒトの一部のNKT細胞(type I NKT細胞=iNKT細胞)において発現しているTCR配列(TCRVα24/TCRVβ11)と高い相同性を持つブタの配列を得た。この配列にはα-GalCerと反応するアミノ酸が保存されていたことから、ブタ末梢血中のNKT細胞の存在が強く示唆された。
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Developmental & Comparative Immunology 33
ページ: 1111-1119
Developmental & Comparative Immunology (In press)