研究概要 |
血管内皮細胞特異的にRobo4遺伝子が発現するメカニズムを解明するため,ROBO4プロモーター中に存在する転写制御配列の機能をトランスジェニックマウスを用いて解析した.その結果,上流,下流の転写制御配列(REn,ETS)は両者ともプロモーターの活性化に寄与し,血管内皮細胞特異性は転写開始点上流300bpの配列で生み出されていることが明らかとなった.また,ROBO4プロモーターを用いて作製したアデノウイルスを用いた検討から,ROBO4プロモーターはアデノウイルス中においても血管内皮細胞特異性を保っていることが明らかになった.
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