研究課題
若手研究(B)
コンドロイチン硫酸(CS)は脳神経系の主要な細胞外マトリックス構成成分であり、神経突起形成や可塑性、神経再生などの様々な局面に関与する。本研究では、「神経突起形成」におけるCSの硫酸化の機能解析を行い、以下の成果を得た。1)高硫酸化CSの一つであるCS-Eには、神経突起伸長促進作用があるが、その作用は神経細胞表面上に発現する細胞接着分子であるcontactin-1がCS-Eを認識する受容体として機能することにより発揮されることを見出した。2)CSの主要な硫酸化構造の生合成を担う硫酸基転移酵素(C4ST-1)の発現をノックダウンしたゼブラフィッシュ胚を作製し、CSの硫酸化が運動神経軸索の伸長制御に重要であることを明らかにした。
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Biochem. J. 419(2)
ページ: 387-399
J. Biol. Chem. 284(7)
ページ: 4494-4499
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