キナーゼによるエンドセリンA受容体とG蛋白質との共役制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 20790086
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物系薬学
• 研究機関: 松山大学
• 研究代表者: 波多江 典之 松山大学, 薬学部, 准教授 (30449912)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: プロテインキナーゼC / エンドセリンA受容体 / プロスタグランジン受容体 / G蛋白質 / 細胞内情報伝達 / 脂質ラフト / PKC / 生理活性 / Gq蛋白質 / Gs蛋白質 / シグナル伝達 / 薬学

研究概要

エンドセリンA受容体をはじめとする7回膜貫通型受容体は、外界からの情報を伝達する生体分子であり、多くの医薬品の標的分子とされている。これら受容体が活性化されると、様々なG蛋白質を活性化することで種々の生理作用を惹起する。1種類の受容体は複数種のG蛋白質を活性化することが知られているが、その詳細な機構は未だ不明である。今回の解析により、複数種のG蛋白質の選択的活性化機構における、キナーゼおよび脂質ラフトの重要性を明らかとした。

研究成果

• [雑誌論文] Prostaglandin EP3 receptor superactivates adenylyl cyclase via the Gq/PLC/Ca^<2+> pathway in a lipid raft-dependent manner. (2009)
  • 著者名/発表者名: Yamaoka, K., Yano, A., Kuroiwa, K., Morimoto, K., Inazumi, T., Hatae, N., Tabata, H., Segi-Nishida, E., Tanaka, S., Ichikawa, A., Sugimoto, Y.
  • 雑誌名: Biochem. Biophys. Res. Commun. 389(4) ページ: 678-682
  • 査読あり
• [雑誌論文] Prostaglandin EP3 receptor superactivates adenylyl cyclase via the Gq/PLC/Ca2+pathway in a lipid raft-dependent manner (2009)
  • 著者名/発表者名: Yamaoka K, Yano A, Kuroiwa K, Morimoto K, Inazumi T, Hatae N, Tabata H, Segi-Nishida E, Tanaka S, Ichikawa A, Sugimoto Y.
  • 雑誌名: Biochem.Biophys.Res.Commun. 389 ページ: 678-682
  • 査読あり
• [学会発表] エンドセリンA受容体におけるPKC依存的なGs蛋白質の活性化機構の解明 (2010)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 岩村樹憲, Stojilkovic S. Stanko
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山
• [学会発表] エンドセリンA受容体におけるPKC依存的なGs蛋白質の活性化機構の解明 (2010)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 岩村樹憲, Stojilkovic S.Stanko
  • 学会等名: 日本薬学会第130年会
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター(岡山)
• [学会発表] フェナントロリンジオンによる抗腫瘍活性の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 中村純, 奥島鉄雄, 山田容子, 岩村樹憲
  • 学会等名: 第39回複素環化学討論会
  • 発表場所: 千葉
• [学会発表] アレニルエーテルの分子内スイッチング反応制御 (2009)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之
  • 学会等名: 第25回若手研究者のための化学道場
  • 発表場所: 愛媛
• [学会発表] Tandem reaction to naphto[1,8-bc]furan ring via intramolecular Diels-Alder reaction. (2009)
  • 著者名/発表者名: Hatae, N., Iwamura, T.
  • 学会等名: 22^<nd> International Congress on Heterocyclic Chemistry
  • 発表場所: Canada
• [学会発表] ヒト大腸癌由来HCT-116細胞に対するピレン-4,5-ジオンの抗腫瘍活性の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 山田容子, 岩村樹憲
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] Tandem reaction to naphto[1, 8-bc]furan ring via intramolecular Diels-Alder reaction (2009)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 岩村樹憲
  • 学会等名: 22nd.International Congress on Heterocyclic Chemistry
  • 発表場所: St.John's, Newfoundland and Labrador, Canada
• [学会発表] アレニルエーテルの分子内スイッチング反応制御 (2009)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之
  • 学会等名: 第25回 若手化学者のための化学道場
  • 発表場所: にぎたつ会館(愛媛)
• [学会発表] フェナントロリンジオンによる抗腫瘍活性の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 中村純, 奥島鉄雄, 山田容子, 岩村樹憲
  • 学会等名: 第39回 複素環化学討論会
  • 発表場所: さわやかちば県民プラザ(千葉)
• [学会発表] ヒト大腸癌由来HCT-116細胞に対するピレン-4,5-ジオンの抗腫瘍活性の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 山田容子, 岩村樹憲
  • 学会等名: 日本薬学会第129年会
  • 発表場所: 国立京都国際会館
• [学会発表] アレニルエーテルの分子内Diels-Alder反応を利用したnaphto[1,8-bc]furan環骨格の構築 (2008)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 江嵜啓祥, 兼松顯, 岩村樹憲
  • 学会等名: 第38回複素環化学討論会
  • 発表場所: 広島
• [学会発表] アレニルエーテルの分子内Diels-Alder反応を利用したnaphto[1,8-bc]furan環骨格の構築 (2008)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之, 江嵜啓祥, 兼松顕, 岩村樹憲
  • 学会等名: 第38回複素環化学討論会
  • 発表場所: 広島県民文化センター
• [図書] CBT対策と演習 医薬品化学 (2009)
  • 著者名/発表者名: 薬学教育研究会
  • 総ページ数: 195
  • 出版者: 株式会社廣川書店
• [図書] NEW医薬品化学 (2008)
  • 著者名/発表者名: 波多江典之(共著)
  • 総ページ数: 390
  • 出版者: 株式会社廣川書店