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マダガスカル産の神秘的医療用植物の現代科学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20790102
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 創薬化学
研究機関広島大学

研究代表者

R・H・L Romuald (R・H・LIVA Romuald)  広島大, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50452587)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワードマダガスカル / Cinnamosma fragrance / Entada phaseoloides / Pauridiantha lyallii
研究概要

前回マダガスカルに帰国の折、採集し持ち帰った薬用植物のうち三種ついて活性成分の探索を行った。まず現地特産で強壮薬として用いられ、本邦には産しない科に属するCinnamosma fragrance葉の研究を行った。本属植物はマダガスカルに固有で、同属植物は更に二種生育し地域住み分けを行っている。本属植物にはドリマン型のジテルペンの含有が報告されており、予想通り新規ドリマン型のジテルペンが単離され、その他A環セコ型の珍しいトリテルペンが得られている。その他既知化合物が得られてが、これらについてα-グルコシダーゼ阻害活性を検討する予定である。
ついでモダマ(Entada phaseoloides, マメ科)について検討した。本植物は本邦沖縄には自生している。本植物の種子の成分を検索したところ、当然多くの脂質関連化合物が得られると共に、天然には珍しい窒素原子と硫黄原子を同時に含む配糖体が単離され、本植物を特徴付ける成分と考えられる。更に新規化合物としてホモゲンチジン酸のエチルエーテルが得られており、既に得られている長鎖エーテルを有する類縁化合物との生合成的関連とも興味深い。
さらに現地で滋養、強壮に用いられているアカネ科植物Pauridiantha lyalliiの成分探索を行った。本植物は本邦には産しない。アカネ科を特徴付ける成分としてインドール環を有するカルボリン骨格にセコイリドイドグルコシドが結合した成分が得られている。この種のアルカロイドには強力な生物活性を有する場合が有り、今後の生物活性の検討が期待される。その他いくつかのトリテルペンが得られている。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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