研究課題
若手研究(B)
レチノイドXレセプター(RXR)のリガンド分子は癌のみならずメタボリック症候群の原因である高脂血症や糖尿病の治療薬としての可能性を秘めている。私はRXRリガンドである9Z-レチノイン酸の短工程合成法を独自に開発し、また共通の合成中間体を用いた9Z-レチノイン酸誘導体の効率的合成法を確立した。合成した誘導体のうち、(-)-メントール由来の誘導体において強いRXRαアゴニスト活性が、インドールを有する化合物にRXRα>γ選択性が発現することを見出した。また本研究過程において、ヨード環化反応を利用したベンゾフランやスピロ環の新規合成法を発見し、その一般性を確立することにも成功した。
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http://www.kobepharma-u.ac.jp/~ocls/index.html