研究課題/領域番号 |
20790127
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 慎悟 東北大学, 大学院・薬学研究科, 助教 (20466535)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 薬物動態学 / 血液脳関門 / プロスタグランディンE2 / 薬物相互作用 / プロスタグランディン / NSAIDs |
研究概要 |
脳内prostaglandin E2 (PGE2)は消失半減期12分で血液脳関門(BBB)を介して脳から循環血液中へ排出された。一方、PGE2は脳毛細血管内皮細胞増殖を促進させた。PGE2輸送を阻害するNSAIDsであるindomethacinおよびdiclofenacは脳毛細血管細胞増殖を低下させ、PGE2はそれを見かけ上抑制させた。以上の結果から、脳内PGE2クリアランスにBBBを介した排出輸送が関与すること、PGE2濃度の増加は脳毛細血管新生を促進させること並びにNSAIDsによるPGE2排出輸送阻害は脳毛細血管障害を悪化させる可能性があることが示唆された。
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