研究課題/領域番号 |
20790164
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
板東 高功 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (00423963)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 細胞機能形態学 / NLRR4 / 脊髄神経節 / シナプス形成 / 接着因子 / 一次感覚系 / 神経発生 |
研究概要 |
脊髄神経節の発生過程におけるNLRR4遺伝子の詳細な発現解析を行った。脊髄神経節には様々な機能を持った1次感覚神経細胞が存在することが知られているが、それぞれの細胞が誕生する時期、投射を行う時期、神経細胞の成熟の時期などは、神経細胞の種類によって異なっている。NLRR4は、固有感覚や機械刺激受容を担い成熟の早いTrkC陽性の神経細胞で発現し始め、痛覚を担うTrkA陽性の成熟の遅い神経細胞では、TrkC陽性の神経細胞より遅れて発現することを見出した。また、NLRR4の発現する時期はそれぞれの神経細胞が脊髄において、二次神経細胞とシナプスを形成する時期と一致した。これらのことから、NLRR4は一次感覚神経細胞のシナプス形成に関与することを示唆した。
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