研究課題/領域番号 |
20790166
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
市村 浩一郎 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10343485)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 比較解剖学 / 比較細胞組織学 / 比較細胞生物学 / 腎臓学 / 腎臓 / 糸球体 / 原尿 / 足細胞 / 細胞骨格 / 線毛 / 排泄器官 / アクチン結合蛋白質 |
研究概要 |
脊椎動物うち哺乳類と鳥類では血圧が著しく、糸球体の内圧を高く維持できるため、極めて効率のよい糸球体濾過が行われている。しかし、「多濾過型」の糸球体を力学的負荷から保護するメカニズムは十分に分かっていない。液流のセンサーである一次線毛の形態を脊椎動物間で比較したところ、哺乳類と鳥類では糸球体構成細胞の一種(足細胞)において一次線毛が消失することが判明した。これらの動物において足細胞に一次線毛が存在した場合、湧き上がる原尿により一次線毛が絶えず揺り動かされ、細胞内にカルシウムイオンが過剰に流入し、細胞内シグナル伝達系が撹乱される恐れがある。したがって、多濾過型糸球体を持つ動物において足細胞から一次線毛が消失することは合理的な現象と言える。
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