研究課題/領域番号 |
20790210
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
坂本 多穂 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (80433150)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | HMG-CoA還元酵素阻害薬 / 副作用 / 横紋筋融解症 / 低分子量G蛋白質 / 小胞輸送 / 蛋白質ゲラニルゲラニル化 / 骨格筋 / ミトコンドリア / トランスポーター / スタチン / 高脂血症 |
研究概要 |
高コレステロール血症治療薬スタチンの骨格筋毒性の発症機序を調べた。(1)スタチンは小胞体-ゴルジ体輸送系の制御蛋白質Rab1Aを阻害した。小胞体-ゴルジ輸送阻害薬ブレフェルジンAで、スタチン同様に筋空胞化と細胞死を生じた。スタチンのRab1A阻害が筋空胞変性に関与すると考えられる。(2)スタチンによる筋力低下を調べた。スタチンによる、筋小胞体Ca2+貯蔵量と細胞内ATP低下が原因だった。低分子量G蛋白質不活性化の関与が示唆された。(3)スタチン筋毒性と筋の薬物トランスポーターの関連を調べた。筋には有機アニオン輸送体(Oatp)1a4/2b1が発現しており、これらが毒性に関与した。スタチンは、Oatpで筋に取込まれ、Rab1A等の低分子量G蛋白質を阻害し、筋空胞変性や筋力低下を招く。
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