Bcl11bによる大腸がん抑制機構の解析

• 研究課題/領域番号: 20790224
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 医化学一般
• 研究機関: 新潟大学
• 研究代表者: 葛城 美徳 新潟大学, 医歯学系, 助教 (60401759)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 大腸がん / がん抑制遺伝子 / APC / Bcl11b / マウス

研究概要

我々はBcl11bがマウスやヒトの新規大腸がん抑制遺伝子として機能することを明らかにし、Bcl11bは腸上皮幹細胞やTA細胞に強く発現することを示した。変異体マウスやγ線照射実験の解析からBcl11bはTA細胞の過剰な増殖や供給を抑える可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Clonally expanding thymocytes having lineage capability in gamma-ray-induced mouse atrophic thymus. (2010)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto T, Morita S, Go R, Obata M, Katsuragi Y, Fujita Y, Maeda Y, Yokoyama M, Aoyagi Y, Ichikawa H, Mishima Y, Kominami R.
  • 雑誌名: Int J Radiat Oncol Biol Phys. 77 ページ: 235-243
  • 査読あり
• [雑誌論文] Bcl11b heterozygosity promotes clonal expansion and differentiation arrest of thymocytes in gamma-irradiated mice. (2010)
  • 著者名/発表者名: Go R, Hirose S, Morita S, Yamamoto T, Katsuragi Y, Mishima Y, Kominami R.
  • 雑誌名: Cancer Sci. 101 ページ: 1347-1353
  • 査読あり
• [雑誌論文] Clonally expanding thymocytes having lineage capability in gamma-ray-induced mouse atrophic thymus. (2010)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto T, Morita S, Go R, Obata M, Katsuragi Y, Fujita Y, Maeda Y, Yokoyama M, Aoyagi Y, Ichikawa H, Mishima Y, Kominami R.
  • 雑誌名: Int J Radiat Oncol Biol Phys. 巻: 77(1) ページ: 235-243
  • 査読あり
• [雑誌論文] Bcl11b heterozygosity promotes clonal expansion and differentiation arrest of thymocytes in gamma-irradiated mice. (2010)
  • 著者名/発表者名: Go R, Hirose S, Morita S, Yamamoto T, Katsuragi Y, Mishima Y, Kominami R.
  • 雑誌名: Cancer Sci. 巻: 101(6) ページ: 1347-53
  • 査読あり
• [雑誌論文] CLONALLY EXPANDING THYMOCYTES HAVING LINEAGE CAP ABILITY IN γ-RAY INDUCED MOUSE ATROPHIC THYMUS. (2010)
  • 著者名/発表者名: T.Yamamoto, S.Morita, R.Go, M.Obata, Y.Katsuragi, Y.Fujita, Y.Maeda, M.Yokoyama, Y.Aoyagi, H.Ichikawa, Y.Mishima, R.Kominami
  • 雑誌名: Int.J.Radiation Oncology Biol.Phys. 77(1) ページ: 235-243
  • 査読あり
• [雑誌論文] Bcl11b heterozygous genotype promotes clonal expansion and differen tiation arrest of thymocytes in γ-irradiated mice accompanying increased β-catenin expression. (2010)
  • 著者名/発表者名: R.Go, S.Hirose, S.Morita, T.Yamamoto, Y.Katsuragi, Y.Mishima, R.Kominami.
  • 雑誌名: Cancer Science Epub ahead of print(In press)
  • 査読あり
• [学会発表] 木南凌Bcl11b は腸上皮細胞の恒常性を制御する大腸がん抑制遺伝子である (2010)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳、坂牧僚、小幡美貴、三嶋行雄、権藤洋一
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会(BMB2010)
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-08
• [学会発表] Bcl11bは腸上皮細胞の恒常性を制御する大腸がん抑制遺伝子である (2010)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳、坂牧僚、小幡美貴、三嶋行雄、権藤洋一、木南凌
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会(BMB2010)
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
  • 年月日: 2010-12-08
• [学会発表] 木南凌Bcl11b/Rit1 は正常な歯胚発生に必要である (2009)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳, 安楽純子, 依田浩子, 大島勇人, 権藤洋一
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-12-12
• [学会発表] Bcl11b/Rit1は正常な歯胚発生に必要である (2009)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳, 安楽純子, 依田浩子, 大島勇人, 権藤洋一, 木南凌
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-12-12
• [学会発表] 木南凌放射線照射による萎縮胸腺内の前がん細胞の特徴と発がん機構 (2009)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳, 郷梨江香, 森田慎一, 小幡美貴
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第52回大会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2009-11-11
• [学会発表] γ線照射によるマウス萎縮胸腺内の前リンパ腫細胞形成には細胞増殖と分化停止が必要である (2009)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳, 郷梨江香, 森田慎一, 小幡美貴, 木南凌
  • 学会等名: 日本放射線影響学会 第52回大会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2009-11-11
• [学会発表] 木南凌Bcl11b/Rit1 はハプロ不全な腸管がん抑制遺伝子として機能する (2009)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳, 坂牧僚, 岩崎友洋, 佐藤俊大, 三嶋行雄, 落合雅子, 中釜斉, 権藤洋一,味岡洋一
  • 学会等名: 第67回日本癌学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] Bcl11b/Rit1はハプロ不全な腸管がん抑制遺伝子として機能する (2009)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳, 坂牧僚, 岩崎友洋, 佐藤俊大, 三嶋行雄, 落合雅子, 中釜斉, 権藤洋一, 味岡洋一, 木南凌
  • 学会等名: 第67回日本癌学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2009-10-01
• [学会発表] Bcl11b はAPCMin/+マウスの消化管発がんを抑制するBMB2008 (2008)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-09
• [学会発表] Bcl11bはAPC^(Min/+)マウスの消化管発がんを抑制する (2008)
  • 著者名/発表者名: 葛城美徳
  • 学会等名: BM92008(第31回日本分子生物学会年会)
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
  • 年月日: 2008-12-09
• [図書] ペコリーノがんの分子生物学 (2010)
  • 著者名/発表者名: Lauren Pecorino (監訳)日合弘、木南凌(訳者)葛城美徳, ほか5名
  • 総ページ数: 300
  • 出版者: メディカル・サイエンス・インターナショナル
• [図書] ペコリーノがんの分子生物学 (2010)
  • 著者名/発表者名: Lauren Pecorino(監訳)日合弘、木南凌(訳者)葛城美徳, ほか5名
  • 総ページ数: 300
  • 出版者: メディカル・サイエンス・インターナショナル
• [備考] ホームページ等