研究課題/領域番号 |
20790228
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野島 久 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (60467579)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 細胞増殖 / シグナル伝達 / 上皮細胞 / 細胞間接着装置 / IQGAP / ノックアウトマウス |
研究概要 |
細胞接着は組織や器官の構築において基本となる重要な現象であり、単に細胞同士の接着のみならず細胞の増殖、極性、運動等の様々な重要な細胞機能に必須の役割を担っている。その中で、細胞の接着と増殖の制御機構の間には両者の綿密なクロストークが存在し、細胞増殖が厳密に調整されており、このような細胞接着と増殖の相互制御機構が、生理的には器官形成や創傷治癒の過程に重要であることが分かってきている。さらにその破綻は細胞の癌化へと繋がっている。しかし、その詳細な分子機構は依然として不明な点が多く、本研究においては、その解析を行っている。本年度の実績の概要は以下のようである。 1) IQGAP3の組織・細胞内での機能解析 以前の研究により、酵母におけるそのホモログは、細胞分裂に機能することが示唆されている。また我々の研究結果より、哺乳類においてIQGAP3は細胞の増殖に関与することが示唆された。そこで、さらに詳細を調べたところ、細胞分裂への関与が認められた。また肝臓の発生・再生時にIQGAP3が深く関与していることを発見し、論文として報告した。 2) IQGAP3コンディショナル・ノックアウトマウスの作成 IQGAP3コンディショナル・ノックアウトマウス作成の為、以前、ES細胞にてgene targetingを行い、複数個の有望なクローンを得ていた。そのES細胞を用いて、キメラマウスの作成を行い、キメラ率の高いキメラマウスを得た。さらにそのマウスよりヘテロのマウスが得られている。今後は、さらにかけ合わせを重ねることにより、将来的にコンディショナル・ノックアウトマウスを得るように進めている。
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