研究課題
若手研究(B)
消化管・膵臓カルチノイド腫瘍は、稀ならずリンパ節や肝臓に転移を示すが、その悪性度の指標は確立されているとはいい難い。ペリフェリンやαインターネキシンは細胞骨格を形成する中間系線維であり、主に神経組織で発現しているため、神経系中間径線維と呼ばれている。転移陰性直腸カルチノイド腫瘍では、全例でびまん性にペリフェリンが発現していたのに対し、転移陽性症例ではペリフェリンの発現が喪失又は減弱していた。αインターネキシンは転移陰性例の約半数の症例に陽性であった。虫垂カルチノイド腫瘍では、びまん性に両者の発現を認めた。以上の結果から、ペリフェリン発現の喪失を検討することが、直腸カルチノイド腫瘍の悪性度診断に有用であり、またカルチノイド腫瘍の発生部位により神経系中間径線維の発現様式が異なることを明らかにした。
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