研究課題
若手研究(B)
アルコール嗜好性の異なる2系統のラット線条体における、D1およびD2受容体アンタゴニスト前処置後のメタンフェタミン(MAP)誘導性のドパミン(DA)およびセロトニン変化について検討した。D1受容体アンタゴニストであるハロペリドールを前処置した場合、両系統ともにコントロールに比してDA増加率は有意に上昇した。しかし、D1受容体アンタゴニストであるSCH23390を前処置した場合、アルコール嗜好性の高いHAPラットでのみ顕著な増加が確認された。これはMAPの線条体における作用点のうち、アルコール嗜好性との関与が顕著であるのはD1受容体を介したDA-pathwayであることが示唆された。
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Toxicology Mechanisms and Methods 20(3)
ページ: 127-132