研究課題/領域番号 |
20790471
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
瀧本 禎之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00396699)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2009年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2008年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 摂食障害 / 神経性食思不振症 / 消化管機能 / diaminoxidase / 腸管機能 / 栄養 / diamine oxidase |
研究概要 |
神経性食思不振症患者における、消化管機能を反映する血清バイオマーカーとして、血清diaminoxodase(DAO)活性の測定を行った。対象は、神経性食思不振症患者33名(制限型(AN-R)18名、過食/排出型(AN-BP)15名)、健常女性20名とした。血清DAO活性の測定方法は、Takagiらの提唱したsensitive colorimetric assay法に基づいて行われた。入院時ベースラインの血清DAO活性の値は、AN-R 11.5±4.7u/ml、AN-BP11.3±2.7u/ml、健常者12.8±2.4u/mlであり、AN-R, AN-BPにおいて、血清DAO活性の平均値は健常者と比較して低値であるものの、統計学上の有意差は認められなかった。入院前後の神経性食思不振症患者の血清DAOの変化を検討したところ、入院前の血清DAO活性が11.7±3.7u/mlであるのに対して、入院後の血清DAO活性は9.9±3.2u/mlと有意に低下している結果が得られた。栄養状態の改善に伴って、血清DAO活性が低下することから、血清DAO活性が再栄養状態を反映するバイオマーカーとして機能する可能性が確認された。
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