研究課題
若手研究(B)
慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS)は原因不明の微熱を伴う強い疲労感を主症状とし、著しく生活の質が損なわれる疾患群である。CFSの症状は中枢神経系の病理的変化を伴っていることが推測されているが詳細は不明であり、適切な動物モデルが確立していない疾患である。我々はBrucella Abortus抗原を用いて2週間間隔で計6回の尾静脈内反復投与(0.2ml/回)を行いCFSのマウスモデルを作成。正常対照群と比較し持続した運動量の低下を示した。このモデルを用いて中枢神経系を構造的、機能的に分析した結果、脳萎縮の存在、脳内Bcl-2、BDNFの遺伝子発現低下が判明し、モデルの活動性低下に伴う変化と考えられた。これに葡萄やピーナツに含まれるポリフェノールの一種で、抗老化遺伝子とされるSirt1活性化作用を有するResveratol(RSV)を治療に用いた結果、モデルの海馬には構造的、機能的な変化が存在しており、RSVによる症状改善、細胞死抑制効果、神経新生誘導が示唆された。
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