肺癌細胞の線維化への関与とEGFシグナルによるTGF-βシグナル調節機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号	20790580
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	呼吸器内科学
研究機関	(財)癌研究会
研究代表者	鯉沼代造東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80375071)
研究期間 (年度)	2008 – 2009
研究課題ステータス	完了 (2009年度)
配分額 *注記	4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円) 2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円) 2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード	癌 / シグナル伝達 / 細胞・組織 / 発生・分化 / 発現制御 / 発生・文化
研究概要	EGF刺激によりTGF-βの細胞内シグナル伝達分子Smadファミリーのリンカー領域のリン酸化が誘導される。Smad結合タンパクPin1がこのリンカーリン酸化特異的にSmadに結合することを見出し、それがSmadのSmurf2ユビキチンリガーゼによるユビキチン化と分解を誘導し、TGF-βシグナルを抑制することを明らかにした。これにより線維化における重要なサイトカインであるTGF-βシグナルが癌細胞での様々なEGFシグナル異常により制御を受ける一つのメカニズムが示唆された。