• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

糖尿病に於けるアペリンAPJ系機能解析(糖尿病性腎症の増悪因子か?)

研究課題

研究課題/領域番号 20790604
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

村尾 命  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (30410129)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードAPJ受容体 / apelin / 糖尿病 / 高血圧 / APJ / 糖尿病性腎症 / メタボリック症候群
研究概要

RAA系の鍵であるangiotensinII受容体と非常に相同性の高いAPJ受容体のリガンドであるアペリンが近年発見された。その発現は共に心血管系や脂肪に多く、最近の機能解析によりapelin-APJ系は酸化ストレスを介する動脈硬化の進行に重要な役割を果たしているという報告もなされ、メタボリック症候群との関連が示唆されているが詳細は不明である。
本実験は肥満と高血糖を呈する2型糖尿モデルラット(WFR)を用いて行った。WFRはホモには繁殖能力が無くヘテロで経代が維持されている。WFRは市販されておらず、PCR-prep法を用いて遺伝子型の検査を行い本学で繁殖を行っている。このWFRと対照のWTに対して塩分負荷を行ったところ、WTは血圧上昇を認めなかったがWFRでは著明に血圧上昇、尿蛋白も増加し組織学的にも糖尿病性腎症の増悪を呈した。
apelinの血中・尿中濃度を測定したところ、血中濃度はWTとWFRでは差を認めなかったが、WFRに塩分負荷を行った群のみ有意に血中濃度が上昇していた。同時に酸化ストレステストを行ったところ、同様にWFRに塩分負荷を行った群のみ有意に酸化ストレスの亢進が見られた。血中と尿中NO_xも同時に測定を行ったところ、NO_xも同様の傾向がみられた。Ca拮抗剤で血圧を下げた場合は改善をみなかったが、アンギオテンシン受容体拮抗剤で同様に血圧を下げた場合は腎症の改善と共に、NO_xなどの改善をみた。尿中のapelin濃度はバラツキが大きく、例数を増やして再検討を行っている。また、同時にWestern blot法にてAPJ受容体のタンパク発現量を解析しているが、これもバラツキが大きいため例数を増やすために追加実験を行い、論文投稿の準備を行っているところである。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi