研究課題/領域番号 |
20790619
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山下 賢 熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 特任助教 (20457592)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | (A)神経分子病態学 / 神経科学 / 遺伝子治療 / 神経変性疾患 / 筋萎縮性側索硬化症 / 小胞体ストレス / アポトーシス / 小胞体関連分解 / アデノ随伴ウイルス |
研究概要 |
小胞体(ER)ストレス・アポトーシス関連分子の活性化をもたらすUPR(unfolded protein response)は、変異Cu/Zn superoxide dismutase(SOD1)が関与する家族性amyotrophic lateral sclerosis(ALS)モデルや弧発性ALSに関与している。我々は、Derlin-1過剰発現がERストレスの抑制により、変異SOD1による細胞毒性の軽減や細胞活性の促進をもたらすことを示した。さらに外因性Derlin-1は、遺伝子導入した培養細胞の総細胞成分およびマイクロゾーム分画における野生型および変異SOD1の蛋白発現を減少させた。Derlin-1はプロテアソームやオートファジーによってSOD1の分解を促進する一方、SOD1のmRNAレベルには影響しなかった。変異SOD1に及ぼすDerlin-1の影響を検討することは、ALSにおける運動ニューロン変性に対する治療法開発に有用である。
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