研究概要 |
強皮症モデルマウスにおけるimatinibの治療効果について検討した。13週のTight skin miceにimatinib治療を8週間継続したところ、有意に皮膚線維化を抑制した(186.40±20.35 vs 101.96±16.64 μm, p <0.01)。mRNAレベルで線維化マーカーを検討した結果、有意にcollagen type I, fibronectin, TGF-βmRNAを抑制した(collagen type I:-38%; fibronectin:-46%; TGF-β: -26%)。さらにimatinibは血清Scl-70レベルを有意に抑制した(0.83±0.23 vs 0.38 ±0.05, p <0.05)。imatinibはTsk miceにおいて皮膚線維化発症後に投与を開始しても治療効果を認めたことから、強皮症における治療効果が期待出来る。
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