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ゲノム情報を基盤としたアレルギーメカニズム解明

研究課題

研究課題/領域番号 20790705
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

田中 伸弥  理研, 研究員 (80462703)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードサイトカイン / Th2 / IgE
研究概要

Th2細胞はinterleukin(IL)-4によって、ナイーブCD4 T細胞から分化し、アレルギー病態形成に関与している。IL-4発現は、IL-4遺伝子座に存在する複数のエンハンサーによって制御されているが、我々は、IL-4遺伝子座3'領域下流に位置するConserved Non-coding Sequence(CNS)-2の欠損マウスにおいて、アレルギー反応を促進するIgEの産生がほとんどみられないことを見出したCNS-2欠損CD4T細胞は、IL-4存在下において、野生型とほぼ同程度のTh2分化を示す。一方で、CNS-2欠損によって、Th2分化に必須である抗原刺激直後のIL-4(初期IL-4)産生が減少していることが明らかとなった。加えて、Th2細胞が、CNS-2を欠損した場合は、生体において、再抗原刺激後のIL-4産生能を維持できず、IgE産生誘導能もほとんど見られなかった。以上の結果より、CNS-2は、初期IL-4産生を誘導すること、または、メモリーレスポンスにおけるTh2フェノタイプを維持することによって、持続的なIL-4産生を制御していることがわかり、ひいてはIgE産生誘導を引き起こしていることが明らかとなった。当研究によって、生体内において、IgEが産生されるためには、Th2細胞が一過性にIL-4産生能を獲得するでは不十分であり、その形質を維持し続けることが必要であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 免疫性疾患におけるCNS-2エンハンサーの重要性2008

    • 著者名/発表者名
      田中伸弥
    • 学会等名
      京都T細胞カンファレンス(KTCC)
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2008-06-14
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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