HCV 母子感染例では母子間でHCV ゲノム分子進化速度に差があるか?

• 研究課題/領域番号: 20790737
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 小児科学
• 研究機関: 名古屋市立大学
• 研究代表者: 伊藤 孝一 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (00444977)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: HCV遺伝子 / NS5B母子感染 / HCV / 遺伝子 / BS5B / 母子感染 / NS5B

研究概要

HCV のNS5b領域の分子系統樹による遺伝子解析が母子感染の証明に有用であった。児におけるHCV NS5b塩基置換速度は母と比較して遅い傾向がみられた。児の低いimmune pressureがHCVの進化に影響を与えている可能性が示唆された。

研究成果

• [学会発表] 副作用のためPEG-IFN投与を中止し, 陰性化していたHCV-RNAが陽転したが, 自然経過で再び陰性化した男児例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 遠藤剛、伊藤孝一、後藤健之、杉浦時雄、今峰浩貴、安藤直樹、植田昭仁、水野晴夫、杉山幸八郎、戸苅創
  • 学会等名: 第35回日本小児栄養消化器肝臓学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] Comparison of the nucleotide substitution rate of the hepatitis C virus NS5b region in mothers and their infants. World Congress of Pediatric Gastroenterology (2008)
  • 著者名/発表者名: Kenji Goto, Koichi Ito, Tokio Sugiura, Anis Khan, Yasuhito Tanaka, Masashi Mizokami
  • 学会等名: Hepatology and Nutrition.
  • 発表場所: Iguassu, Brazil
• [学会発表] Polymorphisms of the Factor VII Gene Associated with the Low Activities of Vitamin K-Dependent Coagulation Factors in One-Month-Old Infants. (2008)
  • 著者名/発表者名: Koichi Ito, Kenji Goto, Tokio Sugiura, Kanji Muramatsu, Toshihiro Ando, Hiroko Maniwa, Takao Yokoyama, Kohachiro Sugiyama, Hajime Togari
  • 学会等名: World Congress of Pediatric Gastroenterology, Hepatology and Nutrition.
  • 発表場所: Iguassu, Brazil
• [学会発表] 高ガラクトース血症を合併したNICCD患児に対するMCTミルクの有用性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 伊藤孝一、遠藤剛、今峰浩貴、安藤直樹、後藤健之、伊藤哲哉、戸苅創、杉浦時雄、河地豊、小林圭子
  • 学会等名: 第25回日本小児肝臓研究会
  • 発表場所: 東京