低酸素性虚血性脳症の治療標的としての酸化損傷タンパク質を探る機能プロテオミクス

• 研究課題/領域番号: 20790780
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 胎児・新生児医学
• 研究機関: 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所
• 研究代表者: 古川 絢子 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 病理学部, 研究員 (10455537)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 酸化ストレス / 興奮毒性 / プロテオミクス / カルボニル化タンパク質 / 低酸素性虚血性脳症 / 神経細胞死 / 酸化損傷タンパク質

研究概要

周産期の低酸素性虚血性脳症では、グルタミン酸の興奮毒性による神経細胞死が引き起こされ、脳性麻痺や発達障害など発達期において重篤な神経学的障害をもたらす原因となる。本研究は、興奮毒性が生じてから非常に短時間で酸化ストレスが産生され、特定のタンパク質を酸化的に傷害する事を見いだした。酸化傷害を受けたタンパク質の機能の変化や喪失が、興奮毒性による神経細胞死の原因となる可能性が考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Proteomic identification of carbonylated proteins in the monkey hippocampus after ischemia-reperfusion (2009)
  • 著者名/発表者名: Oikawa S, Yamada T, Minohata T, Kobayashi H, Furukawa A, Tada-Oikawa S, Hiraku Y, Murata M, Kikuchi M, Yamashima T.
  • 雑誌名: Free Radic Biol Med 46 ページ: 1472-1477
  • 査読あり
• [雑誌論文] he Senescence-accelerated Mouse (SAM): a higher oxidative stress and age-dependent degenerative diseases model (2009)
  • 著者名/発表者名: Chiba, Y, Shimada, A, Kumagai, N, Yoshikawa, K, Ishii, S, Furukawa, A, Takei, S, Sakura M, Kawamura, N, Hosokawa, M.
  • 雑誌名: Neurochem 34 ページ: 679-687
  • 査読あり
• [雑誌論文] 酸化ストレスによるDNAやタンパク質の損傷を介した老化促進機構 (2009)
  • 著者名/発表者名: 及川伸二, 古川絢子, 村田真理子, 川西正祐
  • 雑誌名: 基礎老化研究 33 ページ: 9-15
  • NAID: 10024808294
  • 査読あり
• [雑誌論文] Proteomic identification of carbonylated proteins in the monkey hippocampus after ischemia-reperfusion. (2009)
  • 著者名/発表者名: Oikawa S, Yamada T, Minohata T, Kobayashi H, Furukawa A, Tada-Oikawa S, Hiraku Y, Murata M, Kikuchi M, Yamashima T.
  • 雑誌名: Free Radic Biol Med. 46 ページ: 1472-1477
  • 査読あり
• [雑誌論文] The Senescence-accelerated Mouse (SAM) : a higher oxidative stress and age-dependent degenerative diseases model. (2009)
  • 著者名/発表者名: Chiba, Y., Shimada, A., Kumagai, N., Yoshikawa, K., Ishii, S., Furukawa, A., Takei, S., Sakura M., Kawamura, N., Hosokawa, M.
  • 雑誌名: Neurochem. Res. 34 ページ: 679-687
  • 査読あり
• [雑誌論文] 酸化ストレスによるDNAやタンパク質の損傷を介した老化促進機構 (2009)
  • 著者名/発表者名: 及川伸二、古川絢子、村田真理子、川西正祐
  • 雑誌名: 基礎老化研究 33 ページ: 9-15
  • NAID: 10024808294
  • 査読あり
• [学会発表] 興奮毒性による海馬損傷における酸化損傷タンパク質の生成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 古川絢子, 島田厚良, 河村則子, 武井史郎, 千葉陽一, 石井さなえ, 細川昌則
  • 学会等名: 第32回日本神経科学大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] SAMP10の加齢性神経変性に伴うタンパク質発現変化に関するプロテオミクス解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 古川絢子, 島田厚良, 及川伸二, 千葉陽一, 石井さなえ, 河村則子, 武井史郎, 細川昌則
  • 学会等名: 第50回日本神経病理学会
  • 発表場所: 高松
  • 年月日: 2009-06-05
• [学会発表] SAMP10の加齢性神経変性に伴うα-internexinの早期リン酸化に関するプロテオミクス解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川絢子, 島田厚良, 及川伸二, 千葉陽一, 吉川圭介, 石井さなえ, 河村則子, 細川昌則
  • 学会等名: 老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2008-07-18
• [学会発表] SAMP10の加齢性神経変性に伴うα-internexinの早期リン酸化に関するプロテオミクス解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川絢子、島田厚良、及川伸二、千葉陽一、吉川圭介、石井さなえ、河村則子、細川昌則
  • 学会等名: 老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会
  • 発表場所: 京都市
  • 年月日: 2008-07-18
• [学会発表] SAMP10の加齢性神経変性に伴うタンパク質発現変動のプロテオミクス解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川絢子, 島田厚良, 及川伸二, 千葉陽一, 吉川圭介, 石井さなえ, 河村則子, 細川昌則
  • 発表場所: 松本
• [学会発表] SAMP10の加齢性神経変性に伴うタンパク質発現変動のプロテオミクス解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川絢子、島田厚良、及川伸二、千葉陽一、吉川圭介、石井さなえ、河村則子、細川昌則
  • 学会等名: 日本基礎老化学会
  • 発表場所: 長野県松本市