CD20抗体によるB細胞除去療法が免疫応答に及ぼす影響についての検討

• 研究課題/領域番号: 20790790
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 皮膚科学
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 濱口 儒人 金沢大学, 附属病院, 講師 (60420329)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2008年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: B細胞 / CD20 / 免疫応答

研究概要

CD20抗体を用いたB細胞除去療法が液性免疫に及ぼす影響については不明な点が多いため、マウスを用いた実験系で検討した。抗CD20抗体によるB細胞除去は抗体のクラススイッチを阻害し記憶B細胞を除去したが、血清中の免疫グロブリン値や抗原特異的抗体価、骨髄中の形質細胞数は変わらなかった。以上の結果から、CD20抗体療法は成熟B細胞や記憶B細胞を除去するものの既存の抗体価に影響を与えないことが明らかになった。