研究課題
若手研究(B)
本研究は悪性黒色腫の個別化治療を目指して、悪性黒色腫、特に日本人に多い末端黒子型悪性黒色腫の手術検体からの細胞培養法を確立する目的のもとに行われた。結果、同意の得られた19人の患者から手術検体を得、このうち14の検体から細胞培養を行い、3系統の悪性黒色腫細胞の培養に成功した。同時に採取した組織からDNA、RNAの抽出・解析を行い、N-ras、BRAF、c-kitの遺伝子変異を解析したが、末端黒子型悪性黒色腫にこれらの変異は認められなかった。手術検体から細胞培養、遺伝子解析を同時に行う本システムが確立されたことにより、今後症例を蓄積することによって腫瘍の薬剤感受性と遺伝子変異との関連が明らかになることが期待される。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (1件)
J Dermatol 38
ページ: 432-441
J Cutan Pathol 38
ページ: 309-313
Pigment Cell Melanoma Res 22
ページ: 623-634
J Invest Dermatol 129(2)
ページ: 262-264
Int J Dermatol 48
ページ: 210-212