研究課題/領域番号 |
20790859
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
上野 美華子 帝京大学, 医学部, 研究員 (00398736)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 統合失調症 / 転移因子 / LINE-1 / Alu / de novo変異 / ゲノム不安定性 / インプリンティング / 経時的変異 / L1 / FISH法 / コーミングDNA / ゲノムインプリンティング / 転移因子L1 / トリオ解析 / 多色FISH法 / de novo挿入変異 / アレイCGH法 / inverse PCR |
研究概要 |
われわれは、転移因子によるゲノム不安定性が統合失調症の病因であるとの仮説を提唱した。転移因子の動態は完全に固定されたものではなく、インプリンティング過程あるいは発症後にも進行している可能性がある。そこでわれわれは、統合失調症トリオサンプルおよび患者と対照者の経時的サンプルを用い、統合失調症患者におけるLINE-1およびAluを介したde novo変異についてスクリーニングを試みた。その結果、患者特異的なde novo変異を同定することができた。本研究により、転移因子の動態が統合失調症のリスク因子の一つであることが推察された。今後、転移因子を介したさまざまなde novo変異を調査していくことで、統合失調症の病因がより明確になってゆくものと期待された。
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