研究課題/領域番号 |
20790860
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
本谷 安正 鶴見大学, 歯学部, 助教 (60421830)
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連携研究者 |
岡村 匡史 国立国際医療研究センター研究所, ヒト型動物開発研究質, 室長 (00333790)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 精神薬理学 / 三量体 / Gタンパク質 / 脳神経 / 動物モデル / Gタンパク |
研究概要 |
本研究では脳神経系の三量体Gタンパク質の機能を解明するために抑制系Gαi/oサブユニットに特異的結合するGRINファミリー遺伝子に焦点を当て研究を遂行した。GRIN1についてはコンディショナルノックアウト(KO)マウス、過剰発現系マウスの作製および哺乳動物由来細胞における遺伝子ノックダウン細胞株の樹立を終了し、GRIN3についてはsimpleKOマウスの作製に成功した。GRIN1の発現抑制実験により、GABAB2受容体の著しい発現低下とカンナビノイドCB1受容体アゴニスト刺激による細胞内シグナルの活性化が起こらないことを見出した。また、GRIN3KOマウスの解析から線条体におけるドーパミンD1およびD2受容体の発現低下を明らかとした。これらの知見から、GRINファミリーは特に神経系GPCRの機能発現に重要な役割を担うことを示唆しており、今後のGRINファミリー研究の方向性が確立できたと考えている。
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