研究概要 |
近年,DWIは体幹部にも適用され(Body-DWI),陽電子放射断層撮像法(positron emission tomography : PET)のような体幹部腫瘍の画像を,放射線被ばくを伴わずに得ることができる.しかし,体幹部MRIでは脂肪組織からの信号がコントラストを低下させる場合があり,Body-DWIにも脂肪抑制法の併用が必要となる場合がある.今回,我々は既に開発した3D-DWIに水励起法(water excitation : WE)を組み合わせたWE-3D-DWIを開発し,ファントム実験により本手法の特性,ラットを用いた骨盤部を対象にした動物実験より,生体応用への可能性を評価したので報告する.
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