研究課題/領域番号 |
20790940
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
上原 範久 関西医科大学, 医学部, 講師 (30368211)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | HDAC inhibitor / G2 / M arrest / Skp2 / Cks1 / apoptosis / p38MAPK / breast cance / Apotosis / p38 MAPK / breast cancer / Breast cancer / Histone deacetylase / Growth arrest / Apoptosis |
研究概要 |
ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(HDACi)は、様々な癌細胞に細胞周期停止、分化および細胞死を誘導するが、その機序の詳細は未知である。我々は、ヒト乳癌細胞MDA-MB-231へのvorinostat処理が、増殖抑制およびアポトーシスを誘導することを確認した。増殖抑制機序として、新たにSCFユビキチンリガーゼ複合体分子Skp2、Cks1発現抑制に伴うp21、p27の蓄積を見出した。さらに、アポトーシス誘導において、p38 MAPKの活性化が必須であることを発見した。本研究により得られた知見は、HDAC阻害剤の抗癌効果におけるSkp2、Cks1およびp38MAPKの新たな機能のみならず、癌治療効果増強への応用の可能性が期待される。
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