研究課題
若手研究(B)
本研究はラマン分光法を用いて癌組織と正常組織との判別を行う診断技術の確立を目的としたものである.ラマン分光装置を用いて,胃癌切除検体の癌部と正常部を直接測定し,得られたラマンスペクトルを用いて胃癌を判別した.胃癌と正常胃粘膜は,正診率72%で判別可能であった.癌が既知であれば,分化型と未分化型は正診率98%で,粘膜内癌と粘膜下層浸潤癌は正診率98%で判別可能であり,内視鏡治療における有用な情報を提供できる可能性が示唆できた.
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Journal of Gastroenterology 43
ページ: 283-290
10021268264