過小グラフトを用いた成人生体肝移植の安全性向上に関する研究

• 研究課題/領域番号: 20790957
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 尾形 哲 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (40444583)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 生体肝移植 / 過小グラフト / 肝静脈再建 / 術後合併症 / 術後肝機能

研究概要

本研究の目的は、過小グラフト成人生体肝移植に対して新しいドナー適応基準を構築することである。我々は移植後の肝再生過程における肝静脈の3次元的変化に着目し、変化に対応した新しい肝静脈再建法を考案した。これにより、肝移植適応外とみなされていた患者に安全な肝移植を与えるだけでなく、ドナーの安全性を高める可能性を示しており、意義ある研究成果を得られたと考えられる。

研究成果

• [雑誌論文] Liver hanging maneuver (2011)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、幕内雅敏
  • 雑誌名: 手術 巻: 65 ページ: 155-158
• [雑誌論文] 生体ドナーの安全とレシピエントの予後向上をめざして (2010)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、幕内雅敏
  • 雑誌名: 肝胆膵画像 12 ページ: 11-16
• [雑誌論文] 生体肝移植後の胆管合併症の診断と治療 (2010)
  • 著者名/発表者名: 辻野武、尾形哲、幕内雅敏
  • 雑誌名: 肝胆膵画像 12 ページ: 79-88
• [雑誌論文] Recovery of Liver Function After the Cessation of Preoperative Chemotherapy for Colorectal Liver Metastasis (2010)
  • 著者名/発表者名: Takamoto T, Hashimoto T, Sano K, Maruyama Y, Inoue K, Ogata S, Takemura T, Kokudo N, Makuuchi M.
  • 雑誌名: Ann Surg Oncol
• [雑誌論文] 生体ドナーの安全とレシピエントの予後向上をめざして (2010)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、幕内雅敏
  • 雑誌名: 肝胆膵画像 巻: 12 ページ: 11-16
• [雑誌論文] 生体肝移植後の胆管合併症の診断と治療 (2010)
  • 著者名/発表者名: 辻野武、尾形哲、幕内雅敏
  • 雑誌名: 肝胆膵画像 巻: 12 ページ: 79-88
• [雑誌論文] 手術症例報告経皮的肝灌流化学療法にてCRとなった肝移植後両葉多発肝細胞癌の1例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 木下秘我、尾形哲、具英成
  • 雑誌名: 手術 63(4) ページ: 531-534
  • NAID: 40016602738
• [雑誌論文] Heat-zone effect after surface application of dissecting sealer on "in situmargin" after tumorectomy for liver tumors (2008)
  • 著者名/発表者名: Kianmanesh R, Ogata S, et.al.
  • 雑誌名: Journal of American College of Surgery 206(3) ページ: 1122-8
  • 査読あり
• [学会発表] 日本外科学会移植 (2010)
  • 著者名/発表者名: 幕内雅敏, 尾形哲
  • 学会等名: 特別ビデオセッション 生体肝移植の技術革新
• [学会発表] 国際肝癌シンポジウム神戸 (2009)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Ogata, Keiji Sano, Yoshikazu Maruyama, Kazuto Inoue, Takuya Hashimoto, Takeshi Takamato, Yujiro Nishioka, Masatoshi Makuuchi.
  • 学会等名: Pretransplant Splenectomy Initiates Early Antiviral Therapy for Recurrent Hepatitis C after Living Donor Liver Transplantation for Hepatocellular Carcinoma
• [学会発表] 右3区域切除・肝灌流後に循環障害を来たし、肝移植に至った1例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、福本巧、富永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、高橋応典、具英成
  • 学会等名: 近畿肝移植検討会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2008-12-13
• [学会発表] SHOULD WE RETURN TO THE LEFT IN ADULT LIVING DONOR LIVER TRANSPLANTATION? (2008)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Ogata
  • 学会等名: 日韓肝移植フォーラム
  • 発表場所: Seoul
  • 年月日: 2008-11-09
• [学会発表] 生体肝移植前に免疫抑制剤の投与を必要とした急性赤芽球癆合併原発性硬化性胆管炎の1例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、福本巧、富永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、高橋応典、具英成
  • 学会等名: 第43回日本移植学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] 右葉成人生体肝移植後のグラフト回転による肝静脈の3次元的変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、福本巧、富永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、高橋応典、具英成
  • 学会等名: 肝癌シュミレーション研究会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-09-13
• [学会発表] 成人生体部分肝移植における移植後のグラフト回転を考慮した新しい肝静脈再建法 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、福本巧、富永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、高橋応典、具英成
  • 学会等名: 第63回日本消化器外科学会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2008-07-16
• [学会発表] SHOULD WE RETURN TO THE LEFT IN ADULT LIVING DONOR LIVER TRANSPLANTATION? (2008)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Ogata
  • 学会等名: THE INTERNATIONAL LIVER TRANSPLANTA TION SOCIETY 14TH ANNUAL INTERNATIONAL CONGRESS
  • 発表場所: PARIS
  • 年月日: 2008-07-09
• [学会発表] 成人生体肝移植後のグラフト回転を考慮した新しい肝静脈再建法 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、福本巧、富永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、高橋応典、文宣貴、具英成
  • 学会等名: 第26回日本肝移植研究会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-06-19
• [学会発表] 下大静脈直接浸潤肝癌に対するLiver Hanging Maneuverを用いた肝右葉切除術 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲、J. Belghiti、富永正寛、岩崎武、福本巧、具英成
  • 学会等名: 第108回日本外科学会
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2008-05-15
• [学会発表] 消化器外科学会シンポジウム (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲, 福本巧、高橋応典、冨永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、具英成
  • 学会等名: 生体肝移植における脈管再建部の合併症成人生体部分肝移植における移植後のグラフト回転を考慮した新しい肝静脈再建法
• [学会発表] 日本肝移植研究会要望演題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲, 福本巧、高橋応典、冨永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、具英成
  • 学会等名: 分枝を含めた肝静脈再建の適応と工夫成人生体肝移植後のグラフト回転を考慮した新しい肝静脈再建法
• [学会発表] 日本移植学会 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲, 福本巧、高橋応典、冨永正寛、岩崎 武、楠信也、木戸正浩、具英成
  • 学会等名: 生体肝移植前に免疫抑制剤の投与を必要とした急性赤芽球癆合併原発性硬化性胆管炎の1例
• [学会発表] 国際肝移植学会 (2008)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Ogata, Takumi Fukumoto, Masahiro Tominaga, Takeshi Iwasaki, Nobuya Kusunoki, Masahiro Kido, Yonson Ku.
  • 学会等名: Should we return to the left in adult to adult living donor liver transplantation?
• [学会発表] 日韓肝移植フォーラム (2008)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Ogata, Takumi Fukumoto, Masahiro Tominaga, Takeshi Iwasaki, Nobuya Kusunoki, Masahiro Kido, Yonson Ku.
  • 学会等名: Should we return to the left in adult to adult living donor liver transplantation?
• [学会発表] 肝癌治療シミュレーション研究会 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲, 福本巧、高橋応典、冨永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、具英成
  • 学会等名: 右葉成人生体肝移植後のグラフト回転による肝静脈の3次元的変化
• [学会発表] 近畿肝移植検討会 (2008)
  • 著者名/発表者名: 尾形哲, 福本巧、高橋応典、冨永正寛、岩崎武、楠信也、木戸正浩、具英成
  • 学会等名: 右3区域切除・肝灌流後に循環障害を来たし、肝移植に至った1例