研究概要 |
ヒト肺癌細胞株A549, Ma44-3,およびヒト悪性胸膜中皮種細胞株MSTO211Hを用いたSCIDマウス肺癌リンパ節転移モデル,胸膜悪性腫瘍モデルにおいて,微小腫瘍病変ができる時期に5-アミノレブリン酸またはタラポルフィンを投与し数時間後に犠牲死させ,405nmの励起光を胸腔内に照射し蛍光診断を行ったところ,肺腫瘍,転移リンパ節,胸膜腫瘍に一致した明瞭な赤色蛍光を確認できた,特に微小な病変の検出については白色光下の観察に勝る感度を示し,胸腔内悪性腫瘍の検出率向上に寄与する可能性が示唆された.
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