研究課題/領域番号 |
20791066
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
ANDREY PETRENKO (PETRENKO Andrey) 新潟大学, 医歯学系, 助教 (30397153)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 内在性カンナビノイド / モノアシルグリセロールリパーセ / 欠損マウス / 麻酔作用 / 抗侵害作用 |
研究概要 |
昔から医療に使用されているカンナビスという薬草は鎮痛や鎮静効果を持ち、その効果はカンナビスの中に含まれているカンナビノイドという物質によるものである。我々の体にもカンナビノイドと同類の物質は存在しており、2-AGはその一つである。2-AGを分解するMGLという酵素を阻害することによって2-AGの脳内濃度は上昇し、痛みの減少などをもたらす。したがって、MGL阻害薬は新しい治療薬として現在注目を浴びている。本研究ではMGL阻害薬の長期間使用モデルを作るために、MGLがないため、通常より2-AGレベルの高いMGL欠損マウスを用いた。結果としてMGL欠損マウスにおいて、ある種の痛みは強くなっていることが明らかになった。よって、MGL阻害薬は長期間の慢性疼痛に対する痛み治療ではなく、短期間の急性疼痛のような痛み治療により適応していることが示唆された。
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