研究課題
若手研究(B)
リポソーム法を用い、MBT-2細胞に対してin vitroにIL-15遺伝子を効率的に導入し、IL-15を分泌させることができた。さらにin situにIL-15遺伝子をマウス膀胱癌(MBT-2細胞)モデルに導入することによって、膀胱腫瘍の生育が有意に抑制され、また生存率を上昇させることが証明された。またその抗腫瘍効果には、CD8陽性T細胞が関与していることが判明した。IL-15遺伝子導入治療を受けたマウスに、再度MBT-2細胞を皮下に移植したところ、その腫瘍生育が有意に抑制された。よってIL-15遺伝子導入治療を受けたマウスは、膀胱癌に対する免疫記憶を獲得している可能性が示唆された。よって本治療法は、筋層非浸潤性膀胱癌のAdjuvantとしての膀胱内注入治療に応用できる可能性があると考えられた。
すべて 2009 2008
すべて 学会発表 (7件)